英検5級に引き続き、今度は英検4級の参考書と過去問題集を解いてみました。
英語力0からスタートして自分がどれくらいの力がついたのかを試す感じです。
この記事では、
「英検4級ってどのくらいのレベルの英語力?」
「どういった問題がでてくるの?」
「試験の期間は?試験受付の日にちは?」
などの疑問に答えて行きます。
これから英語の勉強を始めようかなぁと思う方や、今の自分の実力はどんなもんか知るのにも資格の勉強をやるのも「今の自分の力」を知るのにもいいです。
英検5級の記事はこちら
今回紹介する参考書は、この2冊です。
それでは早速紹介していきます。
英検4級
英検4級の目安と審査基準
4級推奨目安は、中学中級程度で約1300語レベルとされています。
簡単な英語を理解でき、またそれを使って表現することができることを求められています。
<審査領域>
読む・・・簡単な語句や文を理解することができる
聞く・・・簡単な内容を理解することができる
話す・・・簡単な内容についてやりとりすることができる
書く・・・簡単な文を書くことができる
中学中級程度というと、2年生レベルって感じですかね。
参考書の中身をちょっと紹介
「英検4級完全対策」の本から紹介します。
級が一つ上がっただけで、より本格的になってきた気がします(何がだw)
4級からは熟語も結構でてくるので、それをひとつひとつ確実に覚えていくのがコツです。
それでは次にどんな問題が出るのかを紹介します。
実際にどんな問題がでるの?
今度は「英検4級過去問集」から紹介
筆記試験[35問・35分]
大問1の内容
まずは大問1から解説
大問1
短文の穴埋め問題
短文または短い会話文を読み、文脈に合う適切な語句を補う。
問題数 15問
大問2と3の内容
大問2
会話文の穴埋め問題
1~1,5往復程度の会話文を読み、会話文中の空所に適切な文や語句を補う。
問題数 5問
大問3
語句の並べ替え問題
( )に与えられた語句を、日本文の意味を表すように並べかえる。
語句は4つ与えられ、それらを並べ替えた際に1番目と3番目にくる語句の組み合わせの番号をマークする
問題数 5問
大問4の内容
特筆すべきは4級からは長文問題が新しくでてきます。
大問4
長文問題
長文を読んで、その内容についての質問に対する答えを選ぶ問題。読解力が問われます。A、B、Cの3つの形式があります。
A:「掲示・お知らせ」の短い文章(2問)
B:「Eメール・手紙」のやりとり(3問)
C:まとまった量の説明文(5問)
って感じです。
ちなみに「英検4級過去問集」にもおまけで実際に試験で使うマークシートがおまけでついてきます。
過去問5年分+実力お試し問題合わせて6回分です。
写真のは5級で問題の配置も少し違いますが、まぁ同じようなものです。
リスニングテスト[30問・約30分]
次にリスニングのテストです。
まずは写真でどんな問題が配布されるかご覧ください。
その後に問題の解説をしていきます。
第1部 会話の応答を選ぶ問題 [10問]
A→B→Aの短い会話を聞いて、それに対するBの応答として最も適するものを選ぶ問題です。問題用紙に印刷されているのはイラストだけで、応答の選択肢も放送で読まれます。(英文と選択肢はそれぞれ二度読まれます)
これだけじゃわかりずらいと思うのでもう少し突っ込んで紹介しますね。
リスニングでは完全に音声のみで問題を解いていきます。(本にCDがついていて問題を読み上げてくれます。)
絵を見ながら質問の内容に答えて行きます。問題も、答えるべき解答も全て音声のみです。
※英文をわかりやすく日本語訳を付けていますが、実際は英語の音声のみです。
No1の問題を紹介
まずは質問の音声を聞きます。以下AさんBさんの会話は音声のみです。
問題文
A: Excuse me, Mrs.Wallace.「失礼します、ウォレス先生」
B: Yes.「はい。」
A: Can I ask you a question about our school trip?「修学旅行について質問してもいいですか?」
答えの選択肢
1 I’ll be there. 「わかったわ、またあとで。」
2 Sorry, it’s in the teachers’ room.「ごめんなさい、それは職員室にあるのよ。」
3 Sure, please come in.「もちろん、入ってください。」
この1,2,3も音声で流れてきて、質問にあった解答をマークシートに記入していきます。
答えは「3」
最後のCan I ask you a question about our school trip?「修学旅行について質問してもいいですか?」に対しての答えとして、 Sure, please come in.「もちろん、入ってください。」がもっとも自然の応答なので答えは3となります。
第2部 会話の内容に関する質問に答える問題[10問]
A→B→A→Bのやや長い会話と、その内容についての質問を聞いて、質問の答えを選ぶ問題です。問題用紙には選択肢の英文が印刷されています。(会話と質問はそれぞれ二度読まれます。)
続いて大問2はまず会話の内容を聴いてから、そのあとに質問があります。
以下の通り
No.11の問題を紹介
A: What time is it, Pam?「今何時だい、パム?」
B: It’s 4:30, Dad.「4時30分だよ、お父さん。」
A: Clean your room. Your mom will come home at five.「自分の部屋を掃除しなさい。お母さんは5時に帰ってくるよ。」
B: OK.「わかったよ。」
上記の英文を聞いたあと質問が流れます
Question: When will Pam’s mother come home?「パムの母親は何時に帰宅しますか?」
以下選択肢は写真の通り日本語訳だけのせておきます
1 4時です。
2 4時30分です。
3 5時です。
4 5時30分です。
答えは「3の5時です」
第3部 英文の内容に関する質問に答える問題[10問]
やや長い英文と、その内容についての質問を聞いて、質問の答えを選ぶ問題です。問題用紙には選択肢の英文が印刷されています。(英文と質問はそれぞれ二度読まれます。)
No21の問題を紹介
問題文: Cassie went to the fruit shop this evening. She bought some bananas. She wanted to buy some grapes and strawberries, too, but they didn’t have any.
訳: キャシーは今日の夕方果物屋さんに行きました。彼女はバナナを買いました。彼女はぶどうといちごも買いたかったのですが、売っていませんでした。
Question: What Cassie buy?
訳: キャシーは何を買いましたか?
答えの英文は写真の通り
1 ぶどう
2 バナナ
3 ブルーベリー
4 いちご
答えは「2のバナナ」
試験日程
試験は年3回行われます。
各回の正確な受験申込期間は英検ホームページを確認してください。
第1回 | 一次試験 6月 |
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第2回 | 一次試験 10月 |
第3回 | 一次試験 1月 |
個人の申し込み受付期間の目安を紹介
第1回の申し込み受付期間(試験6月)
3月下旬~5月初旬
第2回の申し込み受付期間(試験10月)
8月初旬~8月下旬
第3回の申し込み受付期間(試験1月)
11月初旬~12月中旬
これらはあくまで目安なので、やはりホームページで確認していただけるのが、確実です。
まとめ
実際に問題をみてもらうと、どの程度のレベルの問題がでるのかお分かりいただけたと思います。
英語も基本が大事で、特に中学生で学ぶ「英語の基礎」は特に大事といわれています。
なので、これから英語を勉強しようと思ってるかたや、英語を勉強しはじめてまだ間もない方、今一度英語の基礎を勉強し直そうという方には実際に試験を受けなくても勉強するだけでも価値のあるものとなっています。
この記事で紹介した2冊の本をやるだけでも十分に成果を得られるので、おすすめとして紹介しておきます。
それではまた次は英検3級をやってみたいと思います!!
その他英語に関する記事もあるのこちらも是非参考にしてください。